どうも。前のブログでお伝えした「マスク」の販売が突然バズって恐ろしくなっているヨネイです(;^_^A
いや～、全国各地からこのマスクを求める人が殺到してます。うん、これからの時期は吸湿速乾ってホント大事になると思うので、このマスクはエエと思うんですよね。しかもマスクの値段が高騰している現状ですが、ここまでしっかり作ってそこまで高くないのが良い！そう考えると欲しい人増える増えます。
まだ予約販売なのですが、結構早くなくなりそうなので、店頭でもしっかり販売出来るように確保しておきますね(;^_^A。
さてさて。その話は置いといて…。
ちょっと気になることがあるんです。
それは新型コロナ騒動による別の被害です。
手作り除菌剤の誤飲事故
次亜塩素酸ナトリウム、つまり塩素系漂白剤がコロナウイルスの滅菌に効果があると言われ、世間でも薄めた使い方など推奨してます。姫路市でもこないだ動画で流してました。
でもね。
誤飲の事故も増えているようです。
日本中毒情報センターより
飲み終わった飲料水のペットボトルとかに薄めて作ったりするので、飲み物と間違えて飲んでしまう事も増えると思ってました。やっぱり起こっているんですね。
私がとある筋からもらったモノは、飲料水のペットボトルのラベル張ったまま渡されましたからね(;^_^A。。一瞬飲んでしまいそうになる。
これって、怖いな…と。
塩素系漂白剤といっても中身、分かりますか？
一般に
「除菌に効く！」
「コロナに効く！」
となればその成分とか危険性とかあまり考えないですよね。
「とにかく付けたら効果あるんだ～！」
ってなりますよね。それが普通です。
「風邪に 効く！」
と言われたら成分なんか気にせず「コフト顆粒」を飲むのと一緒です（笑、一緒か！？）。
塩素系漂白剤っていっても、中身がなんなのか、良く分からない。
それが普通ですよ。
だから、洗剤や洗浄メーカーさんが事故が起こらないように長年必死になって考えてきた。『ハイター』とか『ドメスト』という「怖そうなネーミング」つけたり「混ぜるな危険」とか「トイレ専用」とかという目立つ文字を入れたり、おどろおどろしい緑のパッケージにしてたり、事故を回避するためそんな工夫を色々としてきてる訳ですよね。
ただ、このご時世ですから、あえてそんな危険なものを使わざるを得ない訳です。
でもそこには危険性がある。だって、塩素系漂白剤が、飲料水のペットボトルにはいっちゃうんですから（汗）。
私たちは作り方、やり方を教わってもそこまで忠実には行わない…
今日聞いた話で、
「除菌せなあかんからハイターで手を洗ったらツルツルしてお肌までキレイになってもたわ」
という話を聞いてゾッとしました。
それ、、、、
皮膚溶けてまんがな！！！(;´Д｀)
でもね、それはほんの一例で全国各地ではとんでもない事故が、除菌の裏で起こっていると思うんです。身近なところでこれですから。
でも、それが当たり前なんです。
前々から常にブログなどで言ってますが
「プロ並みの技が家庭で簡単に出来る…」
とかありえなくて、実際はそのデメリットの方が大きいんです。だって、、、、私たちの大半は細かく説明したってそこまで忠実に物事を行わないですから。
でも、良いイメージだけが先行してしまうと思うんです。
いくらデメリットを後付けで付け加えてもその事はあまり頭に入らない。
だから、逆に塩素系漂白剤を説明するとしたら
コロナに有効だけれども危険物だから気を付けて
じゃなく、
危険物だけれどもコロナに有効です
とかという説明の仕方をした方がええと思うんですけどねぇ。
コロナ後の世界
コロナの流行で、人々はより菌に敏感になるかと思います。よりアルコールなどの使用が増えると思うので手荒れや皮膚障害も増えると思う。衣類には常にファブリーズのような除菌液が常に吹き付けまくられ、繊維がカピカピになって傷んでいくでしょう。
また、
塩素系漂白剤で薄めた「除菌液」を衣類殺菌のために、スプレーしてたら色がなんか点々と変わってしまった…色が変わってしまった…
なんて事故も必ず起きるとクリーニング屋は当然のごとく思っています。
※ヨネイクリーニングブログ読者の方は絶対に塩素系で作った消毒液を服にかけないようにと強く助言しておきますね
たとえ騒動が収まったとしても、どこかで私たちの菌に対する恐怖感は残ってしまうかも知れません。
また、恐怖は売り物にもなりますので、除菌をもっと加速させようという商売人・メーカーも出てくると思います。
でもこの流れってある意味人間にとって良い菌まで滅殺していくでしょうから、新たなアレルギーなども出てくるものと思います。
やらないのもいけないかもしれませんが、やり過ぎるのも良くない。
私たちクリーニング屋は、キレイにする事を生業としておりますから、何かお客様にとって、そして服にとってメリットのある情報をもっと流し、デメリットのある間違った情報を訂正し発信していく必要があります。
ただ、とにかく、今は踏ん張り時です。
とにかくこの危機を正しい情報を元に乗り越え（何が正しいのか不透明な世の中ですが…）、いつかはインフルエンザのように新型コロナもワクチンや免疫ができ、私たちの身の回りに普通に存在する菌となり、共存できる日が早く来ることを強く願います。
