塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)で作る「手作り消毒液」を作る際・使う際には、人体と服への影響にお気をつけください(服の色ハゲて戻りませんよ)

どうも。兵庫県姫路市のこだわりクリーニング店の代表ヨネイです。ご無沙汰しております。

新型コロナウィルスの猛威によりこちら姫路市でも外出を控えたり、学校が休校になったり、飲食業が営業出来なかったり、大変な状態になっています。

通常この春には、桜が満開になり姫路城を観光に来られる方々で大賑わいなはずの駅前も何だか毎日が大晦日のような状態です。はやく騒動が収まって欲しいものです。

で、その姫路市。

昨日HPなどで「手作り消毒液」の作り方を動画で紹介しておりました

が…

ちょっと待ったれや!

服への危険性ひとつも伝えてないやんけ!

あっ、興奮して言葉が汚くなりましたねw。大変失礼しました。

もちろん人体にとってとても危険なモノなので、

肌荒れの原因となるのでゴム手袋をつけてくださいとか、換気を十分にしてください、とか人体への影響の無いよう配慮するのは当然なのですが…

服への影響・危険性は一切書いたり言ったりしてません!!!

ま、姫路だけでなく、全国的にも、この塩素系漂白剤成分である「次亜塩素酸ナトリウム」を使った消毒液を作る方法のPRをしていますが、この際の服への危険性を説明しているものってほとんど皆無

服を愛し、服に愛された、空前絶後の超絶怒涛のクリーニング屋としては、非常に頭が痛い流れです(サンシャイン池崎風w)。

「次亜塩素酸ナトリウム」は人体にとっても服にとっても、とっても危険な代物なのです(ややこしい表現)。

塩素は服の色の組織を破壊してしまいます。

ダイロンブログより  http://dylon.jugem.jp/?eid=382

だから、この消毒液を作っている際に、服にちょっとでも飛ぶことがあると(いや、おそらく飛びます)その部分が脱色してしまいます。

姫路市HPより

もちろん、薄めれば効果は低くなると思われますが、その濃度が低いからといって服にとって安全な訳ではありません。

私の予想では、このコロナ騒動の間に服の脱色事故が多く発生すると思われます。台所や洗面台でこの作る作業をしていて、透明の液体ですから、少し残留した塩素があって、それがまた服についてしまい脱色を起こす、なども起きる可能性はあります。

なので、

消毒液を作る際には

①大事なお洋服で作業することは避けましょう

②どーでもよい服で作業しましょうw

②作業した台所や洗面台に残留物が残らないようにキレイに拭いておきましょう

あと

消毒したいからと言って

消毒液をスプレーでシュシュすることはホンマに危険!!!

目に入ると失明しますよ(;^_^A。アルコール除菌スプレーと同等感覚で使う方が増えないかがほんと不安💦。

あと

変なものと混ぜないで!(混ぜるな危険!)

酸性のモノと混ぜると毒ガス出ますんで☠

どうぞお気をつけください。

次亜塩素酸について、こちらの動画ほんと勉強になるので、深く知りたい方はご覧ください。

まじ、わかりやすい。

もちろん、コロナ対策としてアルコールが手に入りにくい状況ですから、代用品としては必要になるでしょう。ただ、使い方を間違えると服にとっても人体にとっても危険なモノなんです。

当店でもコロナ対策として除菌を行っています。除菌液が無い・困っている方は、「当店の会員様」「当店をご利用の方」限定になりますが対応いたします。是非お問い合わせくださいね。